今日は本当の事を言ってしまいます。
私はガラスジュエリーは20年ほど制作していますが、遺骨ペンダントを制作し始めてまだ6年ほどです。
6年前はガラスの遺骨ペンダントを制作している人もいない中、私が先駆けで先生もいない。すべて独学からのスタートでした。
ガラスにご遺骨を入れる、、、出来るかしら?出来たらよいなと思いましたが、先ずいろいろとテスト制作するためには、遺骨を手に入れなければいけません。
なので、遺骨づくりから始めました。もちろん遺骨を作るなんて初めての経験です。
お骨は、食卓でおいしくいただいた豚や鶏の骨。それを電気炉で1000度で焼き、その遺骨で練習を始めました。
本当に手探りの状態からです。
ただひたすら新しい世界にワクワクして、こうすればよい?
ああすればどうなる?
なぜこうなるの?
とガラスと遺骨のハーモニーの実験はとても楽しかったし、今も楽しく発見がある毎日です。
そして強度も申し分ないと判断して、少しづつお客様からオーダーを頂き始めました。
最初は、、いや、三年くらいは制作中手が震えていました。
唯一無二の大切な大切なご遺骨。
無駄にしてはいけない。壊れたらどうしよう。
本当に毎回凄く緊張しながら制作していました。
今では手は震えませんが、肩が凝ります(笑)
まだリラックスして歌うようには制作できていないようです。
オーダーを受け始めたときも、今も、お客様からのアイディアがとても役に立っています。
SNSでは、まるで私が考えたかのようなスタンスで、こんな事が出来ます。と発信していますが、、、
いやいや、お客様が先生でアドバイザーとなって頂いたおかげで、出来る事やデザインが増えていっているのです。
まだまだふふ工房は発展途上です。
お骨を大切に扱い、安定した商品を作る。ここまではクリアしています。
あともう少しバリエーションを増やしたいので、またお客様を先生としていろいろと教えていただくことがあると思います。
デザインに関しても、サービスに関してもお気づきの点がございましたらお申し付けください。
せっかくお伝えいただいてもなかなか実現できることは少ないかもしれませんが、お客様のご意見はとても役に立っています。
これからもお客様のお気づきの点や、新しいアイディアを頂き、支えていただきながら工房も成長させていただきます。
いつもありがとうございます。
ふふ工房 作家 大菅千草
2025年1月21日