後悔のお手紙

後悔のお手紙

お客さまよりお骨と一緒にお手紙を頂きました。

とても素敵なお手紙の許可を頂きましたので、ご紹介します。

長文ですが、是非最後まで読んでくださいね。 

 

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~ふふ工房さんへ~

 

今回は父の遺骨をよろしくお願いします。


父とは一緒には暮らしていなかったのですが1、2ヶ月に1度、ご飯を食べようと会っていました。


会うたび、父は私の派手な髪色に驚きながら必ず似合っているよと言ってくれました。


私はもともと父に対して少し冷たい態度をとっていたので、褒められてもそっけなく接していました私はとても後悔しています。
もっと素直になればよかったと。


ご飯に誘うのもいつも父でした。私から誘った事はなく、これも後悔しています。
後悔していることが山ほどあります。


初めて送った父の日のプレゼント、私が遅れて注文したので、父の日には届かず、届いたのは6月19日。6月19日は父の命日です。

父はコーヒーをいつも飲んでいたのでこれから暑くなるから冷たいコーヒーを飲んでほしいと思い、保冷カップを送りました。


父に、プレゼントを送りたいから住所を教えて、と言うと

「楽しみだなぁ」

と言ってくれました。

 

 

 
今まで私の用事で他県に行かなければならない時に車で送ってくれたのは父でした。
今までのお礼と、これからもよろしくと言う意味のプレゼントでした。


本当は、今年から毎年送るつもりでした。


今年やっと余裕ができて送れたプレゼントでした。


でも父には届く前に亡くなってしまいました。


父の日にLINEをしたのですがその時私からご飯に誘えばよかった、と後悔しています。

また私から父への後悔は、とても多く、最後に会ったのは6月4日。
他県への送迎を頼んだ日でした。


一緒にお昼ご飯を食べて、用事が終わったのが17時ぐらいだったので、夕食に誘われました。でもこの日月経前のイライラ疲れ次の日には仕事があると言う理由で断ってしまったんです。


この日帰ってから少しだけ後悔していました。
でもこの時はまた今度ご飯に行けばいいか程度でした。
まさかこの日が最後になるなんて思ってもいませんでした。

 

6月18日に仕事中に父が倒れてもう命が危ないと連絡を受けた時、真っ先に頭に浮かんだのはこの父の日と、ご飯の事でした。 

 

からは後悔しても仕方ないと言われましたが後悔が止まりません。2週間以上経った今もずっと後悔しています。

 

 

私はきっと一生とは言わなくても数年数十年は後悔し続けるんだろうなと思います。

父のことを考えると涙が止まりません。

 

幸せだったのか苦労だけしていたんじゃないか、私たちは父にとって自慢できる娘だったのか。

 

父の死後、後悔し続ける私に母は、

「会ってご飯食べるだけでも幸せだったろうし、あんたにとってはただの送迎でも、お父さんにとっては幸せな時間やったと思うよ」

と言ってくれたが、本当に父にとって私と会う時間は幸せだったのか。

 

答えはわかりませんがきっと幸せだったのだろうと信じて、毎朝お線香あげて話しかけています。
オブジェが届いたら生前あまり会話をたくさんできなかったのでその分を通してたくさん話したいと思います。


父をよろしくお願いいたします。

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これを読まれた方は、共感の嵐だと思います

みーんな後悔しているから

だって後悔は愛だから

 


お父さんにあれをしてあげたかったこれをしてあげたかったって言う思いは全部全部愛ですよね


お父さんに愛を渡して、お父さんが喜んで受け取ってさらに大きな愛が発生する


2人の間に愛のハーモニーが生まれるんです


それが出来なかったことが後悔なんです


後悔は愛なんです

 


なぜ皆さんが故人様への思いを書いて工房に送っていただくか送りたくなっちゃうのか、

それは皆さんの愛が溢れちゃってるわけです

 

 

もう自分の大きな愛に気づいちゃって愛が溢れちゃってるんです

 


自分の中にある大きな愛に気づいちゃってどうしようもなくなっちゃっているわけです


そしてそれを読んだ私たちも自分たちの大きな愛に気づいちゃっているわけです


だから共感するんです


そうなんだよ私たちにはこんなに大きな愛があるんだよって共感して胸がいっぱいになるんです


死は悪いことだけじゃなく大きな愛に気づくって言う良いことでもあるんです


自分の中の大きな愛に気づくんです


じゃぁその愛をどうする?


ここからスタートですね


そしてそれが、愛の表現が、人生ってやつなのかもしれないなぁと思うのです。

 


いつもお客様からのお手紙で胸いっぱい、幸せいっぱいにさせて頂きましてありがとうございます。

制作の際にもお手紙エピソードを参考にさせて頂いています。

 

 

日出治さまのご家族様、掲載ご快諾頂きましてありがとうございます。

写真向かって右 

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写真向かって左

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