分骨のお作法 ~骨壺から遺骨を取り出す方法~

分骨のお作法 ~骨壺から遺骨を取り出す方法~

遺骨ペンダントへ入れるために、骨壺からお骨を取り出す。。。

いままでやった事がない。不安。緊張する。

不安があって当たり前ですね。

今回は少しでも気分が軽く、愛を伝えながらお骨を取り出す方法をご提案させていただきます。

 


不安が合って当たり前

 

骨壺からお骨を取り出すとき、愛する方のお骨でも不安や怖さがあります。

それは当たり前です。

人は誰でもどんな事でも初めての事は不安なのです。

でもそれを上回る好奇心や求める結果があるので、今までも不安を乗り越えて来れたのです。

どうやって気持ちを準備すればいいの?

 

皆様も普段、骨壺やお写真に語り掛けていると思います。

「今日はいい天気だよ」

「そろそろ桜が咲きそうだよ」

「あの時の桜吹雪を想い出すね」

そんなお話をしていると思います。

 

今回も骨壺に、お写真に、お話をして許可をもらいましょう。

「あなたを全て海に還ってもらうのは寂しいの。なので、一部分は私と一緒に居てほしいの」

「お墓に入ったら逢えなくなっちゃう。あなたが生きた証を少し分けてください。」

などなど。今のお気持ちを語り掛けてください。

きっとあなたの頭の中や心の中に故人様からのお返事があると思います。

答えが聞こえなくても、心や体、どこか温かみを感じると思います。体が緩むと思います。

 

ここまで来たらだいぶ安心ですね。

実際にお骨を取り出す

 

カバーを取って、ふたを開けます。

お骨とご対面です。

 

お話ししましょう。

きっとあなたから出てくる言葉は愛の言葉でしょう。

泣きたくなったら心のままに泣いてください。

あたたかな愛の涙です。

どうしようもない事が起きたのですから。

その思いを大好きな人へ伝えてください。

ちゃんとあの人は、あの子は、聞いてくれています。

今も繋がっています。

繋がっているから悲しいのです。


お話をして気持ちが落ち着かれたら

お骨を少し分けていただきましょう。

ここから先は自由です。

目についたかけらを頂いたり、じっくり選ばせて頂いたり。

愛おしい体の一部分です。

大好きだよとお話ししながらほんの少し分けてもらいましょう。

それでも取り出せないとき

 

そういう方ももちろんいらっしゃいます。

そんな時は専門家にご相談してください。

お寺さん、僧侶、葬儀社さんなど。

確実なのは、

粉骨をしていただける業者さんが葬儀社さんと別にあります。ので、そちらへ骨壺を送ったり、お店へ伺って有償で取り出していただくことも可能と思います。

ペットの場合は火葬されたペット葬儀社さんへご相談していただくのが良いと思います。

工房からあなたへ

 

「お骨を送ってください。」

この一言の裏で皆様、お骨と向き合うという簡単ではない作業をしていらっしゃいます。

それを乗り越えられた方々(お客様全員)を、いつも凄いなと思っています。

 

今回おすすめをした、「お骨と話をする」というのは、実はごく自然に愛が溢れた状態で、一番のお弔いなのかなと思うのです。

生きている時も、亡くなってからも、会話が続いています。

亡くなってからの故人様からの答えは風のささやきに変わったかもしれませんが、愛の会話は続いています。

 

「お久しぶりー。いないと思ったら骨壺の中にいたんだよね。そうだった。」

「まだ亡くなった実感がなくて困っているよ。どこからかひょっこり帰って来るんじゃないかと、今も思うの。」

 

そんなふうに笑い話が出来たら故人様も安心ですね。

無理をせず、心のままに愛を伝え、行動する事が出来ると良いなと、これから骨壺を開ける方へエールを送ります。

 

 

2026年3月8日   作家 大菅千草

 

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